「牛乳が凝固し、乳清から分離され、圧搾されて食用とされるもの」、古英語では cyse(ウェストサクソン方言)、cese(アングル方言)と呼ばれ、これは西ゲルマン語の *kasjus(古サクソン語の kasi、古高ドイツ語の chasi、現代ドイツ語の Käse、中オランダ語の case、現代オランダ語の kaas などの語源でもあります)から来ており、さらに遡るとラテン語の caseus「チーズ」に由来します(これがイタリア語の cacio、スペイン語の queso、アイルランド語の caise、ウェールズ語の caws などに影響を与えています)。
その起源は不明ですが、もしかすると(Watkinsによると)印欧語の語根 *kwat-「発酵する、酸っぱくなる」(これがプラクリット語の chasi「バターミルク」、古教会スラヴ語の kvasu「酵母、発酵飲料」、kyselu「酸っぱい」、-kyseti「酸っぱくなる」、チェコ語の kysati「酸っぱくなる、腐る」、サンスクリット語の kvathati「煮える、泡立つ」、ゴート語の hwaþjan「泡立つ」などの語源でもあります)から来ているのかもしれません。
しかし、de Vaanは「確固たる語源は見つからず、どれも根拠の薄い仮定を必要とする」と書いており、借用語である可能性を示唆しています。また、fromage(フランス語の「チーズ」)と比較することもできます。古ノルド語の ostr、デンマーク語の ost、スウェーデン語の ostは、ラテン語の ius「スープ、ソース、ジュース」に関連しています。
最初の記録は、食用として圧搾された乳の凝乳に関するもので、14世紀には皮を持つ圧搾または成形されたチーズが登場します。1530年代には、他のチーズに似た物質にも転用されました。写真撮影の際、被写体に笑顔を作らせるための言葉として使われるようになったのは1930年からですが、学校時代の思い出として語られることが多く、もっと早くから使われていた可能性があります。おそらく、-ee-の音を出すために無理に笑顔を作ることから来ているのでしょう。
Green cheese(グリーンチーズ)は、新しく作られたチーズを指します。月がグリーンチーズでできているという考えは、1520年代に始まったばかげた主張の一例です。make cheeses(1835年)は、女子学生たちが素早く回転してペチコートを円形に膨らませ、その後、膨らんだままチーズの車輪のように見える状態で静止する遊びを指し、そこから「深いお辞儀」を意味する比喩として使われるようになりました。バートレット(『アメリカニズム辞典』、1848年)は、head cheeseを「豚の耳と足を細かく切り、煮た後、チーズの形に圧搾したもの」と定義しています。