「one, a or an, some」という言葉は、古英語の ænig(形容詞、代名詞)に由来し、「any, anyone」、つまり「one-y」(一つの、どれかの)という意味です。これは原始ゲルマン語の *ainagas(古ザクセン語の enig、古ノルド語の einigr、古フリジア語の enich、オランダ語の enig、ドイツ語の einig にも見られます)から派生しており、さらに遡るとインド・ヨーロッパ語の語根 *oi-no-(「one, unique」)に辿り着きます。この -y は、ここでは縮小辞としての役割を持っているかもしれません。
名詞としての使用は12世紀後半から、また副詞として「in any degree」(いかなる程度でも)という意味で使われるようになったのは1400年頃です。強調形の any old ______(イギリスの方言では any bloody ______)は1896年に記録されています。また、At any rate(いずれにせよ)は1847年から使われています。any- で始まる多くの複合語の中で、anykyn(「any kind」、1300年頃)は生き残りませんでしたが、Anywhen(1831年)はほとんど使われていないものの、OED(オックスフォード英語辞典)では「南部の英語方言では一般的」とされています。
[A]ani refers to single entities, amounts, etc., occurring at random or chosen at random, as being convenient, suitable, to one's liking, etc. It is frequently emphatic and generalizing, having the force of 'any whatever, any at all' and 'any and every'. It is common in questions, conditional clauses, and negative statements, but not in affirmative statements (where som is used instead). [ The Middle English Compendium]
[A]ani は、便利で適切、または好ましいものとして、ランダムに発生する単一の存在や量を指します。しばしば強調的で一般化された意味を持ち、「any whatever, any at all」(どんなものでも、どれでも)や「any and every」(どれもこれも)というニュアンスを持ちます。質問や条件文、否定文でよく使われますが、肯定文ではあまり使われず(その場合は som が使われます)、[ The Middle English Compendium]