「支払う、使い果たす、自分から何かを失う」(お金や富を指して)、中世英語のspendenは、古英語の-spendan(forspendan「使い果たす」)に由来し、さらには中世ラテン語のspendere、つまりラテン語のexpendere「お金を計量して支払う」(expendを参照)や、もしかしたらdispendere「支出する」(dispenseを参照)の短縮形から来ています。この言葉はゲルマン語全体に借用されており、古高ドイツ語のspendon、ドイツ語や中世オランダ語のspenden、古ノルド語のspennaなどがその例です。
中世英語の単語は、おそらく古フランス語のdespendre(ラテン語のdispendereから)とも関連しているか、合流していると考えられます。
交換可能な価値を持つもの(労働、思考、時間など)に対して「消費する、使い果たす」という意味で、約1300年頃から使われています。「無駄に消費する、役に立たずに使う」という概念は14世紀後半に見られます。また、自動詞として「疲れ果てる、使い果たす」という意味で使われるようになったのは1590年代からです(spentを参照)。