「 stove 」の語源

14世紀後半、steuen、他動詞「（人や体の部分を）蒸気浴で浴びる」（現在は廃止された意味）、古フランス語のestuver「熱い風呂に入れる、風呂に浸す；煮込む」（現代フランス語étuver）から、起源は不明な言葉。これはロマン語族共通の言葉で（同根語：スペイン語estufar、イタリア語stufare）、おそらく口語ラテン語の*extufare「蒸発させる」、ex-「外に」+ *tufus「蒸気、煙」から、ギリシャ語のtyphos「煙」から派生したもの。古英語のstuf-bæþ「温風浴」と比較。また、stove（暖房器具）は関連があり、元々は「加熱された部屋、浴室」を意味していた可能性がある。

自動詞の意味は1400年頃。漸進的に「ゆっくり煮る、（肉などを）液体で煮込む」という他動詞の意味は14世紀末から証明されている。

比喩的な意味「自分の行動の結果に直面する」は1650年代から、特にstew in one's own juice（1885年）やgrease、初期の使用例ではwater（牡蠣のイメージ）などのより完全な比喩表現で見られる。関連語：Stewed；stewing。スラングのstewed「酔っ払った」は1737年までに証明されている。

また stove-pipe、1690年代、「温室のパイプ」、stove (n.) + pipe (n.) から。煙やガスなどをストーブから煙突へ導く金属製のパイプとして、1796年まで。

Stove-pipe hat、男性用の帽子の一種としては、1849年、アメリカ英語で、ストーブパイプのように高く円筒形であることからそう呼ばれた；イギリス英語では chimney-pot hat の方が好まれたようである（1845年）。

The most characteristic trait of the hat is the tightness with which it encircles the head. Herein consists, in our opinion, its agency in the loss of hair. The stove-pipe hat must needs encircle the head tightly, in order to be secure in its position in spite of wind and other disturbing forces. To appreciate the degree of compression, one has only to note the indentation left on the forehead after a tightly fitting hat has been worn for some time. ["Hats and Baldness," in Buffalo Medical Journal, March 1853]

帽子の最も特徴的な性質は、頭をきつく囲むことです。ここに、私たちの意見では、脱毛の原因があると考えます。ストーブパイプ帽は、風やその他の妨害力にもかかわらず、その位置を確保するために、頭をきつく囲む必要があります。圧迫の程度を評価するには、しばらくの間きつくフィットした帽子をかぶった後に額に残る凹みを注意深く見るだけでよいのです。[「Hats and Baldness」、Buffalo Medical Journal、1853年3月より]