1520年代には「詰まらせる、絡ませる、妨げる」といった意味で使われていました(この意味は現在ではほとんど使われていません)。おそらく、フランス語の empestrer(現代フランス語では empêtrer、ワロン語では epasturer)から短縮されたもので、これは「困難な状況に置く」という意味です。さらに遡ると、俗ラテン語の *impastoriare(「動物を足止めする」という意味)から来ており、これはラテン語の im-(「中に」)と中世ラテン語の pastoria (chorda)(「動物を足止めするためのロープ」)を組み合わせたものです。pastoria は pastorius(「牧羊者の」)の女性形で、さらに遡ると pastor(「牧羊者」)に由来します(詳しくは pastor (n.) を参照)。
あるいは、フランス語から直接入ってきた可能性もあります。「悩ませる、邪魔する、困らせる」という意味(1560年代)は、pest(「害虫、厄介者」)の影響を受けたものです。関連語としては、Pestered(悩まされた)、pestering(悩ませること)が挙げられます。