1590年代、「心の一時的な秩序の乱れ、特に熱や病気の際に見られるもの」として、ラテン語のdelirium「狂気」から、deliriare「狂う、夢中になる」、文字通り「溝から外れる」、耕作の比喩で、フレーズde lireから、de「離れて、遠くへ」(de-を参照)+ lira「溝、二つの溝の間に盛り上がった土」、PIEルート*lois-「跡、溝」から。1640年代には「激しい興奮、狂った喜び」という意味も持つようになった。
Delirium tremens(1813年)は医学用ラテン語で、文字通り「震えを伴う狂 delirium」を意味し、1813年にイギリスの医師トーマス・サットンによって「出血によって悪化するが、オピウムによって改善される狂 deliriumの形態」として導入された。「Rayerとその後の著者によって、ほぼ独占的にアルコールの乱用によって引き起こされる狂 deliriumに適用された」とされる【「The New Sydenham Society's Lexicon of Medicine and the Allied Sciences," London, 1882】。同義語として、ファーマーはbarrel-fever, gallon distemper, blue Johnnies, bottle ache, pink spiders, quart-mania, snakes in the boots, triangles, ugliesなどを挙げている。