14世紀半ば(13世紀半ばには姓として、Walter le Onorable、またはWalter Honurableとしても知られる)、意味は「尊敬に値する、敬意を表すべき、立派な人物」といったところ。また「特別な地位や尊敬を示す、名誉を保証する」といった意味も持ちます。これは古フランス語のonorableやhonorable(「尊敬すべき、礼儀正しい、丁寧な」といった意味)から来ていて、さらに遡るとラテン語のhonorabilis(「名誉をもたらす、尊敬に値する、立派な」といった意味)から派生しています。この言葉は、honorare(「敬意を表す」)から来ており、最終的にはhonor(「名誉」や「尊敬」)に辿り着きます(詳しくはhonor (n.)を参照)。「正直で誠実、善意である」という意味が定着したのは1540年代からで、「公正に行動する」というニュアンスが広まったのは1600年頃からです。
"Now, George, you must divide the cake honorably with your brother Charlie."—George: "What is 'honorably,' mother?" "It means that you must give him the largest piece."—George: "Then, mother, I should rather Charlie would cut it." ["Smart Sayings of Bright Children," collected by Howard Paul, 1886]
「さあ、ジョージ、君はケーキを兄弟のチャーリーと立派に分け合わなければならないよ。」—ジョージ:「母さん、『立派に』ってどういう意味?」 「それは君が彼に一番大きな切れ端をあげなければならないということよ。」—ジョージ:「それなら、母さん、チャーリーが切った方がいいと思う。」(『Smart Sayings of Bright Children』、ハワード・ポール編、1886年)
この言葉が貴族や教会、または市民の役人、ギルドの役職者などの名前の前に使われるようになったのは1400年頃からです。名詞として「立派な人」を指すようになったのは14世紀後半のことです。代わりに使われた形容詞honorous(古フランス語のhonoros)は、中英語の時代にはほとんど使われなくなったようです。関連語としては、Honorably(立派に)、honorableness(名誉あること)などがあります。