「健康であることや繁栄している状態」を意味するこの言葉は、中英語の wele に由来し、古英語では wela と表記されていました。古英語では「富、世俗的な富、金」(現在では使われていません)を意味し、後期古英語では「福祉、幸福、繁栄、幸運」といった意味も持つようになりました。この語は、西ゲルマン語の *welon- から派生したと考えられており、Watkinsによれば、印欧語の語根 *wel- (2)「願う、意志を持つ」(will (v.) を参照)から来ているとされています。また、well (adv.) とも関連しています。
この言葉は、15世紀半ばまでに「コミュニティの福祉、共通の利益」という意味に拡張され、したがって「国家、共同体」(1510年代;14世紀半ばの commonweal で示唆されている)を指すようになりました。シェイクスピアの作品『コリオレイナス』では、weals-man(「国家の指導者」)という表現が使われています。
この言葉は、古英語以来 woe とともに頭韻を踏んで使われており、しばしば「すべての状況」を示すものとして機能していました。創世記に登場する禁断の木の実は、時には「a fruit ðe kenned wel and wo」(「良いことと悪いことを知る実」)と表現されていました(13世紀半ば)。