「 delict 」の語源

「違反や犯罪」を意味するこの言葉は、民法において軽犯罪を指し、1520年代に使われ始めました。ラテン語の delictum（「過失、違反、犯罪」）から来ており、これは delinquere（「失敗する、欠ける、罪を犯す」）の過去分詞の中性形です。この語は、de-（「完全に」、de-を参照）と、linquere（「去る」、印欧語根 *leikw-「去る」から）を組み合わせたものです。関連語として、15世紀初頭に使われた Delictable（「犯罪的な、邪悪な」）があります。また、in flagrant delict（「現行犯で」）という表現は、ラテン語の in flagrante delictoをそのまま訳したものです。

Delicts are commonly understood as slighter offenses which do not immediately affect the public peace, but which imply an obligation on the part of the offender to make an atonement to the public by suffering punishment, and also to make reparation for the injury committed The term delinquency has the same signification. [Century Dictionary]

デリクト（delict）は一般に、公共の平和に即座に影響を与えない軽微な違反と理解されており、違反者には罰を受けることで公共に償いをし、犯した傷害に対して賠償を行う義務があるとされています。この意味で、delinquency（非行）も同様の解釈がなされます。[Century Dictionary]