「穏やかで静かで平和な」、1540年代、halcyon dayes(ラテン語のalcyonei dies、ギリシャ語のalkyonides hemeraiを翻訳)で、冬至における14日間の穏やかな天候のことを指し、神話上の鳥(カワセミともされる)が穏やかな海の上で浮かんでいる巣で繁殖すると言われていました。この素晴らしい鳥の名前は中英語でalcioun(14世紀後半)として記録されています。
この名前はラテン語のhalcyon、alcyonから来ており、ギリシャ語のhalkyon、alkyonの変種(おそらく綴り間違い)で、「カワセミ」を意味する言葉で、その起源は不明です。
この名前がhals「海; 塩」(halo-を参照)+ kyon「妊娠する」、kyein「妊娠する」の現在分詞、文字通り「膨らむ」(cumulusを参照)から来ているという説明は、おそらく古代の民間語源で、非インド・ヨーロッパ語族からの借用語を説明するためのものです。神話では、英雄アエオロスの娘Halcyoneと結びつけられ、彼女は未亡人になったとき海に身を投げ、カワセミになったと言われています。
The myth of the Halcyon days is unexplained. The above statements have no zoological significance ; the Kingfisher neither breeds at four months old, nor lays five eggs (but rather six or seven), nor nests in the winter season, nor on the sea. I conjecture that the story originally referred to some astronomical phenomenon, probably in connexion with the Pleiades, of which constellation Alcyone is the principal star. [D'Arcy Wentworth Thompson, "A Glossary of Greek Birds," 1895]
ハルシオンデイズの神話は説明がつきません。上記の記述には動物学的な意味はなく、カワセミは4か月齢で繁殖せず、5つの卵を産むこともなく(むしろ6つか7つ)、冬の季節に巣を作ることもなく、海で巣を作ることもありません。私は、この物語が元々は何らかの天文学的現象、恐らくプレアデス星団に関連するものを指していたのではないかと推測します。その星団の中で、アルキオネが主な星です。[D'Arcy Wentworth Thompson, "A Glossary of Greek Birds," 1895]