中英語の stok は、古英語の stocc に由来し、「切り株、木製の柱、杭」、さらには「生きた木の幹」や「丸太」、また「さらし台」(通常は複数形の stocks)を意味します。これは、原始ゲルマン語の *stauk-(「木の幹」を意味し、古ノルド語の stokkr「木の塊、木の幹」、古ザクセン語、古フリジア語の stok、中オランダ語の stoc「木の幹、切り株」、オランダ語の stok「棒、杖」、古高ドイツ語の stoc「木の幹、棒」、ドイツ語の Stock「棒、杖」などの語源でもあります)から来ています。また、オランダ語の stuk やドイツ語の Stück(「部分、切れ端」)とも関連しています。
この語は、印欧語族の「押す、突き刺す、叩く、打つ」といった意味の語根 *(s)teu- (1)(例: steep (adj.))から派生したとされていますが、Boutkanはむしろ「おそらく」 *sta-(「立つ、しっかりとする、固定する」)からの派生だと考えています。
古い用法では、stone(名詞)と頭韻を踏む形で使われることが多く、特に「道具や武器の主要な支持部分」を指す技術的な意味がありました。例えば、「鐘が吊るされる台」や「大砲の台車」(どちらも15世紀後半)などです。
「銃の肩当て部分」を指す意味は1540年代から見られます。また、Stock, lock, and barrel(「物の全体」)という表現は1817年に記録されています。
「血統、系譜」という意味は12世紀後半から使われ始め、「家族の元となる者」という意味は14世紀後半から見られます。さらに、「生きた木の幹」という比喩的な用法もあり、family tree(家系図)や stem (n.)(「幹、系統」の意)との関連が見られます。
比較表現として「切り株や丸太のように鈍く無感覚な人」を指す意味は1300年頃から使われ、そこから「行動や注意を受ける鈍感な存在」(1510年代)、例えば laughing-stock(笑い者)や butt (n.3)(標的、バカにされる人)などの表現が生まれました。