「 -ate 」の語源
-ate(1)
この語形成要素は、ラテン語で -atus や -atum で終わる名詞を英語にする際に使われます。例えば、estate(不動産)、primate(首位聖職者)、senate(元老院)などです。フランス語を経由して英語に入ったものは、多くが -at という形で来ましたが、1400年頃から長母音を示すために -e が追加されました。この接尾辞は、ラテン語の過去分詞 -atus や -ata から派生した形容詞にも使われます。例えば、desolate(荒廃した)、moderate(適度な)、separate(分離された)などです。これらも中英語では -at として採用され、1400年頃から -e が付け加えられました。
-ate(2)
ラテン語の動詞における動詞接尾辞で、-areと同じく、-ate(1)と同一です。古英語では、形容詞に動詞の語尾を加えることで動詞を作ることが一般的でした(例えば、gnornian「悲しむ、嘆く」、gnorn「悲しい、落ち込んだ」)。しかし、古英語後期から中英語初期にかけて、英語の屈折が次第に失われていくと、dry、empty、warmなどの形容詞と動詞の区別がなくなりました。このように、形容詞と動詞の形が同一であることに慣れた英語話者は、1500年頃からラテン語を基にした語彙を拡張し始めると、ラテン語の過去分詞形容詞からそのまま動詞を作るようになりました(例えば、aggravate、substantiateなど)。これにより、ラテン語の動詞は過去分詞の語幹から英語にされるという習慣が定着しました。
-ate(3)
化学において、酸から塩の名前を作るための語形成要素で、-icから派生しています。これはラテン語の-atus、-atumに由来し、形容詞を作り、さらに名詞へと変化させる接尾辞です。実際には-ate (1) と同じです。
The substance formed, for example, by the action of acetic acid (vinegar) on lead was described in the 18th century as plumbum acetatum, i.e. acetated lead. Acetatum was then taken as a noun meaning "the acetated (product)," i.e. acetate. [W.E. Flood, "The Origins of Chemical Names," London, 1963]
例えば、酢酸(酢)が鉛に作用して生成される物質は、18世紀にはplumbum acetatum、つまり「酢酸鉛」として記述されました。Acetatumはその後、「酢酸化された(生成物)」を意味する名詞として解釈され、すなわちacetate(酢酸塩)となったのです。[W.E. Flood, "The Origins of Chemical Names," London, 1963]
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