14世紀後半、法律用語として「少年または少女の利益と個人の成長を守るための守護者」という意味で使われるようになりました。これは古フランス語の tuteor(「守護者、個人教師」の意、13世紀、現代フランス語では tuteur)から派生しており、さらに遡るとラテン語の tutorem(主格は tutor、「守護者、監視者」の意)に由来します。この言葉は tutus(「守られた、安心な」)という形容詞から派生した過去分詞形で、tueri(「見守る、注視する」)という動詞に関連していますが、その語源ははっきりしていません。
同じく14世紀後半から、「他者の学習やその一部を指導・監督する者、個人指導者」という意味でも使われるようになりました。特にイギリスの大学で「上級生が下級生の学業を助けるために任命される者」という具体的な意味での使用例は、1680年代から見られます。
デ・ヴァーンは、ラテン語における意味の変遷を「守ること」から来ているとし、サンスクリット語の tavas-(「強い、力強い」)、ギリシャ語の sōs(「安全な、無事な、健康な」)と関連があると提案しています。これらは「強くある」という共通の語根から派生していると考えられています。
関連語としては、Tutorage(指導、監督)、tutorship(指導者の地位)が挙げられます。女性形の tutoress(1610年代に確認)、tutress(1590年代に確認)は、ラテン語の tutrix(1510年代に確認)から派生しています。キャクストンは tutrice(15世紀後半)という形を用いています。